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アートと社会2 共同売店から考える協同ーオルタナティブスペースとしての共同売店

沖縄・奄美地方独自の文化である共同売店は集落によって異なる事業形態をとり、各集落の住民が出資・運営し、物品の販売だけでなく金銭の貸し付けも行う等その「共同」の範囲は多岐にわたります。地域の課題に寄り添いながら、地域住民の集まる寄り合い所、コミュニティスペースともなってきました。
共同売店ファンクラブの眞喜志さんをお迎えして、共同売店の魅力について存分に語っていただき、共同売店の事例を知ることから、多機能性をもつ場、これからのアートスペースの可能性について議論を深めていきます。
日時:10月26日(日)18:00〜20:00(17:30開場)
場所:sima art labo事務所
(KIYOKO SAKATA studio内/那覇市壺屋1丁目4-4)
ゲスト:眞喜志敦(共同売店ファンクラブ事務局)
モデレーター:compass(協力団体)
入場無料

眞喜志敦:1971年豊見城生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒。フリーの編集者、植木職人を経て帰沖。地域、環境教育、循環型農業などのNPOに携わる。2004年、共同売店ファンクラブを設立。ホームページや書籍を通じて各地の共同売店の現状や役割を発信し、ガイドマップの作成や写真展などイベントを開催。
現在、週刊レキオにて「笑って買って!ゆいまーる マチヤグワー編」を連載中。

 

共同売店とは
沖縄と奄美にある独特な相互扶助組織で、1906年に沖縄本島北部、国頭村奥で誕生。生協や農協に似た協同組合組織で、現在は主に購買事業(共同購入)のみを行っているが、かつては非常に幅広い事業を展開し、戦前戦後の沖縄の集落を支えてきた。近年、過疎や買い物難民問題などで全国から注目を集め、また、防災、ソーシャル・ビジネス、途上国支援などの分野からも関心を集めつつある。

 

平成26年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業
主催:sima art labo
協力:compass
支援:沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会

問い合わせ先
sima art labo 事務局
Mail:simaartlabo@gmail.com