News racoからのお知らせ

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2007年に沖縄県立博物館・美術館の開館記念展として開催された「沖縄文化の軌 跡1872-2007」と2008年に東京国立近代美術館で開催された「沖縄プリズム1872-2008」展。ふたつの展覧会を通して、それぞれの立場からみえる沖縄の美術の歴史について意見を交わしていただきます。両展をふりかえる作業によって浮かんでくる幾つかのことが、沖縄の美術を考えていく上での一助となり、今後の可能性を見出す機会になればと思います。
日時:2015年2月8日(日)10:00〜12:00(9:45開場)
場所:沖縄県立博物館・美術館 美術館講座室
    (那覇市おもろまち3丁目1-1)
ゲスト:翁長直樹(元沖縄県立博物館・美術館、美術館副館長)
鈴木勝雄(東京国立近代美術館主任研究員)

入場無料

 

翁長直樹:1951年沖縄県生まれ。琉球大学教育学部美術工芸科卒業。1995年から県立美術館建設担当として、2007年の開館以来携わり、2009年、同館副館長に就任。主な企画展として「沖縄戦後美術の流れ1,2」(1995)「沖縄文化の軌跡」(沖縄県立博物館・美術館開館記念展,2007)、「移動と表現」(2009)。アメリカ現代美術から沖縄戦後美術を中心に評論活動を展開。

 

鈴木勝雄:1968 年東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了(美術史)。1998 年より東京国立近代美術館に勤務。専門は日本および西洋の近・現代美術。同館での企画展に「ブラジル ボディ・ノスタルジア」(2004年)、「沖縄・プリズム1872‐2008 年」(2008 年)や「実験場1950s」(2012 年)などがある。

 

主催 sima art labo
支援 沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会
平成26年度 沖縄文化活性化・創造発信支援事業

問い合わせ先 sima art labo事務局
Mail:simaartlabo@gmail.com

混迷する政治状況や大きなお金の流れのある社会の中で芸術を続けていこうとする時、個人では太刀打ちできないことがあり、身の回りの小さなことから大きな問題まで、語ったり、過去のことを知ったり、一緒にご飯を食べたり、世代や派閥を越えて集える場所が必要になることがあります。韓国で研究空間スユ+ノモを立ち上げた李氏、大阪で自宅カフェ太陽や自主的な学びの場であるコモンズ大学を運営する経験を持つ渡邊氏をお招きし、お二人の活動を知ることから日々をどうにか乗り切っていくための場所づくりについて考えます。
日時:2月1日(日)18:00〜20:00(開場17:30)
場所: sima art labo事務所
( KIYOKO SAKATA studio内/那覇市壺屋1丁目4-4)
ゲスト:李珍景(スユノモN研究員)
渡邊太(社会学者)

入場無料

 

李珍景:<研究空間スユ+ノモ>という知識-共同体を作って活動し、今はそれの分化した共同体の一つである<スユノモN>で活動している。ソウル科学技術大学で哲学と文化・芸術論を教えている。<ノマディズム>、<コミューン主義>、<不穏なものたちの存在論>などの著書がある。

 

渡邊太:1974年大阪生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。2012年から大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科専任講師。専門は文化研究・宗教社会学。『現代社会を学ぶ―社会の再想像=再創造のために―』(共著、ミネルヴァ書房、2014年)などの著書がある。

 

主催 sima art labo
支援 沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会
平成26年度 沖縄文化活性化・創造発信支援事業

問い合わせ先 sima art labo事務局
Mail:simaartlabo@gmail.com

沖縄県内における民間主導の新しい芸術・文化活動の拠点となるとともに、その活動を通じて地域活性化を試みた「前島アートセンター」。

2000年代の沖縄アートシーンに大きなインパクトを与え、県外や海外ともつながり発信していた10年間の活動について、オルタナティブスペース「バラック」を立ち上げた手塚太加丸氏が聞き手となり、初代理事長の宮城潤氏に伺います。

【日時】 2014年12月14日(日)18:00〜20:00(17:00開場)

*開始前に、関連資料の展示、映像上映を行います。

【場所】 那覇市若狭公民館 第1研修室

那覇市若狭2-12-1

【話し手】宮城潤(元NPO法人前島アートセンター理事長)

【聞き手】手塚太加丸(バラック主宰)
宮城潤:1972年生まれ。前島アートセンター理事、アートNPOリンク理事。沖縄県立芸術大学院修了(彫刻)。2000年「前島3丁目ストリートミュージアム」に参加したことをきっかけに実行委員長として前島アートセンター(MAC)設立に関わる。現在は、那覇市若狭公民館に務めながら、アートプロジェクトなどに関わる。

 

手塚太加丸:1990年屋久島生まれ。2013年沖縄県立芸術大学デザイン専攻卒業。2012年那覇市栄町にあるシェアハウス「ナハウス」を立ち上げる。2013年屋久島にて「しらこがえり」始動。2014年那覇市大道のスペース「BARRACK」の運営を行う。

2001 年に立ち上がった前島アートセンターは、沖縄県立 “現代” 美術館の建設計画が一旦停止していた当時、県内のアートシーンを盛り上げていく目的で、若手アーティストやビルオーナー、美術館建設準備室の学芸員たちが関わり立ち上げたものです。 戦後の美術館建設運動から前島アートセンター設立、沖縄県立博物館・美術館開館までの流れを、美術館企画展示アドバイザー、前島アートセンターの理事として関わりのあった、小林純子氏に伺います。
日時:11月9日(日)14:00〜16:00(13:45開場)
場所:沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 一般教育棟1階 101教室
ゲスト:小林純子(沖縄県立芸術大学教授)
聴き手:宮城潤(元NPO法人前島アートセンター理事長)
入場無料

 

小林純子:東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程前期修了。専門は日本近代美術史、沖縄美術工芸。東京都江戸東京博物館学芸員を経て、1999年沖縄県立芸術大学芸術学専攻へ赴任。沖縄県立博物館・美術館の建設準備に関わり、現在は美術館支援会happ理事。さらに前島アートセンターの理事として、沖縄の2000年代の美術動向を見続けてきた。

 

平成26年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業
主催:sima art labo
支援:沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会

沖縄・奄美地方独自の文化である共同売店は集落によって異なる事業形態をとり、各集落の住民が出資・運営し、物品の販売だけでなく金銭の貸し付けも行う等その「共同」の範囲は多岐にわたります。地域の課題に寄り添いながら、地域住民の集まる寄り合い所、コミュニティスペースともなってきました。
共同売店ファンクラブの眞喜志さんをお迎えして、共同売店の魅力について存分に語っていただき、共同売店の事例を知ることから、多機能性をもつ場、これからのアートスペースの可能性について議論を深めていきます。
日時:10月26日(日)18:00〜20:00(17:30開場)
場所:sima art labo事務所
(KIYOKO SAKATA studio内/那覇市壺屋1丁目4-4)
ゲスト:眞喜志敦(共同売店ファンクラブ事務局)
モデレーター:compass(協力団体)
入場無料

眞喜志敦:1971年豊見城生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒。フリーの編集者、植木職人を経て帰沖。地域、環境教育、循環型農業などのNPOに携わる。2004年、共同売店ファンクラブを設立。ホームページや書籍を通じて各地の共同売店の現状や役割を発信し、ガイドマップの作成や写真展などイベントを開催。
現在、週刊レキオにて「笑って買って!ゆいまーる マチヤグワー編」を連載中。

 

共同売店とは
沖縄と奄美にある独特な相互扶助組織で、1906年に沖縄本島北部、国頭村奥で誕生。生協や農協に似た協同組合組織で、現在は主に購買事業(共同購入)のみを行っているが、かつては非常に幅広い事業を展開し、戦前戦後の沖縄の集落を支えてきた。近年、過疎や買い物難民問題などで全国から注目を集め、また、防災、ソーシャル・ビジネス、途上国支援などの分野からも関心を集めつつある。

 

平成26年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業
主催:sima art labo
協力:compass
支援:沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会

問い合わせ先
sima art labo 事務局
Mail:simaartlabo@gmail.com