News racoからのお知らせ

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2019年1月27日(日)に、沖縄県立博物館・美術館内にある博物館実習室にて、「2000年代の沖縄における美術の検証」というテーマでシンポジウムを行います。

NPO法人racoの活動報告とともに、2000年代に沖縄で開催された展覧会やアートの動きなどについて登壇者に話していただき、会場の方達ともディスカッションができればと考えております。
どなた様でも参加自由となっておりますので、どうぞ足をお運び下さい。

 

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2000年代の沖縄における美術の検証

 

現在沖縄では、2000年以降に沖縄で開催された展覧会やアートイベント、その他美術の動きについて包括的な分析が詳細には行われておらず、資料も集められていない状況にあります。
今回のシンポジウムでは、2000年以降の美術の流れを前島アートセンターの10年に及ぶ活動、国際美術展「wanakio」の全4回の記録、2007年の沖縄県立博物館・美術館開館、またそれ以降の動向について、関わりのあるアーティスト、ディレクター、研究者といったそれぞれの立場から事例報告をいたします。それをふまえ来場者とともに沖縄の美術とは何かを考え、過去と現在、そしてこれからをつなぐための起点として、次世代への指針となる活動の継承を目指します。

 

日時:2019年1月27日(日)13:30~16:00(13:20開場)
場所:沖縄県立博物館・美術館 博物館実習室
事例発表者:ティトゥス・スプリー、阪田清子、町田恵美
ディスカッション:上記のメンバー+樋口貞幸(司会)

 

ティトゥス・スプリー|Titus Spree
琉球大学教育学部准教授。東京の向島でのプロジェクトをはじめ、沖縄市の銀天街など「まちとアート」に関わる活動を手掛ける。wanakioの企画実施、前島アートセンターでは副理事(2003~2011)を務める。

 

阪田清子|Sakata Kiyoko
美術家。家具や日用品・自然物などを素材として用い、日常を問いただすインスタレーション作品を発表。近年の展覧会に「平昌ビエンナーレ」(2017、韓国)、「水と土の芸術祭」(2018、新潟)、「新・今日の作家展」(2018、横浜)など。

 

町田恵美|Machida Megumi
沖縄県立博物館・美術館指定管理者の教育普及担当学芸員(2007~2016)を経て、現在沖縄を拠点に県内外のプロジェクトに関わりながらフリーランスのエデュケーターとして活動する。

 

樋口貞幸|Higuchi Sadayuki
「オフィス・へなちょこ」を中心に、(公財)沖縄県文化振興会・プログラムオフィサー、NAMURA ART MEETING’04-’34事務局、NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)監事等に従事。社会運動としてのアートに関心を持つ。

 


 

本シンポジウムと下記のインタビュープロジェクトはアサヒグループ芸術文化財団の助成を受けています。

 

 

2000年代の沖縄における美術の検証