Interview アートに関わる様々な方へのインタビュー記録

沖縄県立博物館・美術館

町田恵美

美術館に関わるきっかけ、happの立ち上げ 宜壽次:はじめに美術館に入る前の話をお聞かせください。 町田:もともと高校、大学では美術以外の科目を専攻していたのですが、学芸員の資格は持っていて、絵を見たりすることも昔から好きでした。大学卒業と同時に沖縄に戻り、その頃沖縄県立博物館・美術館が建設中でした。建設準備室が主体となって開館後、展示の解説員(ドーセント)育成目的の講座を開講していて、それに参加をしたのが関わるきっかけになります。そのときに前田さん、翁長さんと知り合いました。そこには2...

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小林純子

「沖縄県立博物館・美術館建設と前島アートセンター設立」前編   ■はじめに sima art laboの研究会のテーマは2000年代の沖縄美術の検証ということですが、美術館の建設運動は1960年代から始まっていますので、60年代から話をさせていただきます。また前島アートセンターの設立ですが、確かに前島アートセンターの設立は美術館の建設の経緯に少し関係はあるのですが、本当に美術館と関係していたのは1年くらいですね。美術館の学芸員が設立には関係するのですが、その後すぐに主...

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平良知二

■指定管理者をやることになった経緯 町田)沖縄県立博物館・美術館が開館して、指定管理者制度が導入されました。その制度自体が、他県でもあまり例がないにも関わらず、新聞社の沖縄タイムス社(以下タイムス)が手を挙げた経緯をお聞かせ下さい。   平良)タイムスは創業理念として、新聞事業の他に沖縄の文化復興について強い関心を持っていました。沖縄戦による荒廃から立ち直るには文化復興が中心になるべきだという創業メンバーの強い想いがあって、創業とほぼ同時、一年遅れだったか、今の『沖展』の前身の...

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